top of page

 
 
春と秋にお彼岸という期間が一週間あります。春分の日と秋分の日を中日(ちゅうにち)として、前後三日間をお彼岸といいます。​
春分の日と秋分の日は太陽が真東から登り真西へと沈んでいく日です。
太陽が沈む遥か彼方には西方浄土があるといわれています。阿弥陀如来やご先祖がいる西方浄土に想いを馳せ手を合わせてください。
 
​お彼岸とはサンスクリット語でパーラミター(波羅密多)といいます。煩悩と迷いの世界である此岸(しがん)から六波羅密(ろくはらみつ)の修行により、悟りの世界すなわち、彼岸(ひがん)にいくといわれています。
 
六波羅蜜の修行とは
 
布施波羅蜜(ふせはらみつ)
金品だけではなく、知識や笑顔、優しい言葉、気持ちなどを見返りを求めずに施す修行です。

持戒波羅蜜(じかいはらみつ)
仏教の戒律を守り、保ち続ける修行です。簡単に言うと有言実行で約束事は守りましょうということです。

忍辱波羅蜜(にんいくはらみつ)
誹謗中傷されようと決して怒らない修行です。怒りは良い方向に向かいません。忍耐力を身につけましょう。

精進波羅蜜(しょうじんはらみつ)
精進とは努力する事です。昔から継続は力也といいます。成功している人は上手に努力しています。

禅定波羅蜜(ぜんじょうはらみつ)
禅定とは心を落ち着かせる事です。どんなことが起きても心を取り乱すことなく、冷静にいる修行です。近年では瞑想や座禅をする人が増えていますが、心を落ち着かせる事でより良い人生を送れるでしょう。

智慧波羅蜜(ちえはらみつ)
別名、般若波羅蜜ともいい般若心経の冒頭にも登場します。智慧とはこの世の道理を理解している状態です。まさに無我の境地、悟りの境地です。
​智慧波羅蜜を理解するには、布施、持戒、忍辱、精進、禅定と全てを完成させなければなりません。​遠く長い道のりですが、是非、修行しましょう。必ず良い人生を送れる事でしょう。

​お彼岸について

bottom of page